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AndroidからMacへ、大きな動画を元の画質のまま移す方法

スマホの動画は大きく、さらに大きくなり続けています。手軽な送り方のほとんどは途中で動画を小さくしてしまいますが、ケーブルはそうしません。

Androidスマホで録った動画を、録ったままの状態でMacに移すには、USBケーブルでファイルをコピーします。メッセージアプリは送る前に動画を再圧縮し、Google フォトもバックアップが元の画質でなければ同じことをします。ケーブルでのコピーなら、サイズにかかわらず、1ビットも違わない同じファイルです。

途中でつまずきやすい点が2つあります。Googleの古いAndroid File Transferは4 GBを超えるファイルを受け付けず、長い4Kや8Kの動画は簡単にこれを超えます。また、ケーブルが途中で外れると、完了したように見えるコピーでも中身が足りないことがあります。スマホから何かを削除する前に、サイズを比べてください。

動画が小さくなる理由

端末どうしでファイルを送る方法の多くは、小さなファイルのために作られています。そして動画は、スマホが作るものの中でいちばん大きなものです。

クラウドは、スマホから上げてMacへ下ろすので、すべてのデータを2回運ぶことになり、インターネット接続の速度が全体の速さを決めます。2分の動画なら問題ありませんが、旅行1回分となると時間がかかります。

スマホの動画はどれくらい大きくなるか

Samsung自身の数字では、Galaxy S20の8K動画はHEVCで記録して1分あたり約600 MBで、Galaxy S25 Ultraのような新しい機種は、8Kを毎秒30フレームで記録します。1分600 MBなら、約7分を超える動画は4 GBを超えます。これが、次に説明する制限で問題になります。

スローモーションは、1秒あたりのフレーム数がずっと多いので、長さのわりに大きくなります。Samsungは自社のモードをこう説明しています。スローモーションは動画全体を毎秒240フレームで記録し、いちばん動きのある部分だけをゆっくり再生します。その部分は、あとから選べます。スーパースローモーションは、1秒に満たない時間を毎秒960フレームで記録し、それを数秒の再生に引き延ばします。どちらの場合も、どこをゆっくり再生するかはスマホのギャラリーが決めていて、後述のとおり、これがMacで問題になります。

4 GBの制限

GoogleがかつてMac向けに提供していたAndroid File Transferは、4 GBより大きなファイルをコピーできませんでした。Googleは理由を説明していませんが、上限が4 GBになる、転送時の32ビットのサイズフィールドが、もっともありそうな説明です。Googleはもうこのアプリを提供していません。まだ持っていても長い動画はコピーできず、回避する方法はAndroid File Transferの4 GBの制限で説明しています。

無料のOpenMTPなど、ほかのMTPアプリは、4 GBを超えるファイルも扱えます。

方法元のファイルのまま4 GBを超えるファイル
WhatsApp(動画として送信)いいえ(再圧縮)不可
WhatsApp(ドキュメントとして送信)はい不可(最大2 GB)
Google フォト(保存容量の節約画質)いいえ(最大1080p)10 GBまで
Google フォト(元の画質)はい10 GBまで
Android File Transferはい不可
OpenMTPなどのMTPアプリはい可能
SideMount(Finderでスマホを使う)はい可能
スマホの大きな動画がMacに届くまでに、それぞれの方法が動画をどう扱うか。

ケーブルでコピーする

スマホが対応しているなら、USB 3の速度でデータを運べるケーブルを使ってください。USB 2のスマホやケーブルでは、どの方法でも約20〜40 MB/sが上限になり、10 GBの動画なら何分も待つことになります。ケーブルの見分け方はデータを速く運べるUSB-Cケーブルで説明しています。カメラの動画は、写真と並んでDCIM/Cameraにあります。

Wi-Fiでも、共有アプリやワイヤレスでのマウントを通じて移せますが、ケーブルよりはるかに遅くなります。数百MBまでの動画にしておきましょう。

コピーを確かめる

途中で止まったコピーでも、止まった場所までは開いて再生できることがよくあります。オリジナルを削除する前に、確かめてください。

  1. サイズは、MBではなくバイトで比べます。Finderでコピーを選択し、ファイル > 情報を見るを選ぶと、サイズの行に正確なバイト数が表示されます。ターミナルならls -lでも表示されます。オリジナルのサイズは、スマホのファイルマネージャーか転送アプリで確認できます。
  2. 最後を再生します。QuickTime PlayerかVLCでコピーを開き、再生ヘッドを最後の数秒までドラッグします。途中で切れたファイルは、最初ではなくそこで失敗します。
  3. 大切なファイルなら、チェックサムを比べます。adbがあれば、adb shell md5sum /sdcard/DCIM/Camera/VIDEO.mp4でスマホ側のチェックサムを、md5 ~/Movies/VIDEO.mp4でMac側のチェックサムを表示できます。両者は完全に一致する必要があります。スマホのadb接続を使えるプログラムは1つだけなので、Finderにマウントしている場合は、先にスマホを取り出してください。

MacでAndroidの動画を再生する

ほとんどのAndroidスマホは、HEVC(H.265)かH.264で録画します。macOS High Sierra以降のMacなら、どれもQuickTime PlayerでHEVCを再生できます。AppleシリコンのMacと、第6世代以降のCoreチップを搭載したIntel Macは、ハードウェアでデコードします。ほとんどのHDR動画が使う10ビットのHEVCには、第7世代が必要です。それより古いIntel Macはソフトウェアでデコードするので、4Kや8Kがカクつくことがあります。QuickTimeで開けないものには、無料のVLCが頼りになります。

Pixel 10は、AV1でも録画できます。M3チップ以降のMacはAV1をハードウェアでデコードし、それより古いMacでは、VLCがソフトウェアで再生します。

スローモーションも、驚かれやすい点です。ファイルにはすべてのフレームが入っていて、どこをゆっくり再生するかはたいていスマホのギャラリーが決めるので、Macのプレーヤーではスマホと違う速度で再生されることがあります。すべてのフレームを残すには、オリジナルをコピーします。ゆっくりになった版を普通の動画として欲しいなら、先にスマホの動画編集機能でそれを保存し、それもコピーしてください。写真については、Samsungの写真をMacへとPixelの写真をMacへをご覧ください。

よくある質問

WhatsAppで送ったら動画が小さくなったのはなぜですか?

WhatsAppは、送信を速くするために、チャットで送られた動画をHDのオプションを選んでも再圧縮するからです。オリジナルのまま残すには、代わりにドキュメントとして送るか(2 GBまで)、USBケーブルでMacにコピーしてください。

4 GBを超える動画をAndroidからMacにコピーできますか?

はい。ただし、4 GBで止まるGoogleの古いAndroid File Transferではできません。OpenMTPのようなMTPアプリや、Finderにドライブとしてマウントしたスマホなら、もっと大きなファイルも扱えます。Google フォトは10 GBまでの動画を受け付けますが、変えずに残したいなら「元の画質」にする必要があります。

Androidの動画がMacで再生できないのはなぜですか?

たいていは、コピーが不完全か、Macにとって新しい形式かのどちらかです。まず、ファイルサイズをバイト単位でオリジナルと比べてください。HEVCはmacOS High Sierra以降のどのMacでも再生できますが、古いIntel Macではカクつくことがあります。Pixel 10のAV1には、M3以降のMacかVLCが必要です。

スローモーションの動画がMacで違う速度で再生されるのはなぜですか?

スローモーションのファイルは高いフレームレートですべてのフレームを持っていて、どこをゆっくり再生するかは、スマホのギャラリーが選んでいるからです。ほかのプレーヤーは、その選択に従わないことがあります。どこでもゆっくり再生されるようにするには、スマホの動画編集機能で新しい動画として保存し、それをコピーしてください。

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